何処で、どうやって、何を売るのか!
この事を、あまり考えないで(気にしないで)この業界に入ってしまう人は昔から多くいました。
今思うと、25年前の私もその一人で、サンドブラスト彫刻の妖しい魅力に取り憑かれてしまい、この稼業に入ったのでそのあたりの難しさや、大変な事はよく分かります。
この時期の話を書き始めると長くなりますので、このあたりで止めておきます。
また、生地の事をまったく知らないで、勉強しないで作家になった人やサンドブラストでの開業をしてしまった人も昔から多くいます。生地の仕入れ方法を知らないと同じ商品・作品で利益率が数倍違ってきてしまう事もあるのです。
68円で仕入れられる透きのビールグラスを定価の250円で入れて1,800円で売ると、その差は・・・後は自分で計算してください。
ガラス彫刻技術は学んだ。
修行も続けて作品も作れる。
仕入れも道が出来た。
価格の付け方の勉強もした。
で!(始めに戻りますが)どうするの?・・・
これが現実で、この初めの関門をを超えられず、諦めてしまう人がとても多いのも昔から続いています。
普通の人には作る事は勿論、作り方も理解できないモノが作れて、また、プロとしてのいろいろな知識もあり、それでも、↑これが現在のサンドブラスト業界の現実です。
繰り返しになりますが、誰にでも作れるような物、価格や制作時間のズレた物では・・・です。
このような理由で廃業率95%となるのでしょうね。
私の人生の一番の目標は、楽をしながら世間から褒められ、大事にされる事なのです。
その為には、サンドブラスト彫刻を一般の人達誰でもが知っている工芸にしなければいけないのです。
と、いうことは、サンドブラストを使っている人達にガラス彫刻を広めていく事が、私の目的達成への道なのだと最近になって気がついたのです。
つづく。
今日の写真は、中国製の多層被せガラスの制作中の絵です。
白地に緑と山吹色の3色被せガラスです。
綺麗にラインが出ています。
この面は、まだ段彫りに入っていません。
色は同じ被せガラスですが↓のは形状が違っています。
ここまで段彫りが進みました。
そろそろ完成です。
↓ は酸によるエッチング用の被せガラスだと思います。
5色の被せガラスです。
地の色を出すまでは3~5ミリも彫らなくてはならないのですが、一つ一つの被せてあるガラス量がとても薄くて、サンドブラスト彫刻での仕事では色が個別には出せません。
このぐらい彫り込まないと地の色(黄色)が出ません。
直圧式のブラスターでもかなり時間が掛かります。
中国製の生地を入れる時の注意点として、この事(酸によるエッチングの生地)を覚えておいて下さい。
ワタベの技のテキストです。
このテキストとサンドブラスト彫刻の経験があれば、誰にでもワタベの技が自宅で習得できます。
彫刻ガラス・ワタベの技、沈め彫り、段彫り編。
逆レリーフ編は現在制作中です。
お問い合わせは、Glassワタベまで 。
彫刻ガラス ワタベ
趣味の人には、3つの彫刻技法が習えます。
作家希望の方には、60レッスン以上の修行ができます。
サンドブラスト開業速習(14レッスン)コース。
(現在サンドブラストをやっている方に最適なコースです。)
講師希望の方には、サンドブラスト彫刻教室開校コース
彫刻ガラス・ワタベの場所(アクセス)
基本の技 初級 “沈め彫り”
貴方が、16回のレッスンで作る作品です。
色被せガラス “段彫り”
貴方が、8回のレッスンで作る作品です。
色被せガラスのグラスプランニング。
日本中のプロの作家が、お得意様です。
サンドブラストに関する、生地、機材(ブラスターセット)
サンドブラスト技法のテキスト。