『沈め彫り』の徹底研究をはじめます。
では、『沈め彫り』とは何かを説明しましょう。
【ガラス彫刻・沈め彫り】
従来のサンドブラストを使ったガラス彫刻の技法は、カッティングシートや 樹脂フィルムをマスキング材に使用しています。
これらのマスキング材は摩擦熱に弱く、また、強度もさほど強くありません。その為に木彫りのように、モチーフの輪郭だけを集中的に彫るような表現は出来ません。
また、マスクに対して斜めに砂を当てるような彫り方や、ノズルを極端に近づける事なども、マスク材が剥がれてしまうので使う事はできません。
ワタベの技法の『沈め彫り』は、このような従来のマスク材の欠点を補う為に石材用のゴムマスクを使い、直圧式ブラスターのノズルから噴出する砂を、木彫り用の彫刻刀の刃とする事を考えました。
細いところは細く鋭く大きく広いところは広く。また深いところは強く、木彫刻が彫刻刀を変えながら彫る。このような技法をガラス彫刻に置き換えることで生まれ彫刻技法です。
簡単に書くとこのような技法です。
次回から↑を分かりやすく解説していきます。
[今日の教室]
T さんが上級のレッスン“葡萄”に挑戦です。
レッスンと言いながら、全部自分でやる、教える側からするととても楽なレッスンなのです。彫りを見せるのは葡萄5粒だけなので、私は5粒彫れればいいのです。
かなりの人(数百人)に、この葡萄を教えてきましたが初めてのレッスンで何とか形になったのは、2人だけです。
T さんは、かなりなレベルの葡萄をつくりました、最近ではめずらしいレベルです・・・例の物が欲しくて書いているのではありませんよ、誤解のないように。
商品作りですか?
撮る位置が悪くて作品が見えませんでした。
最近、このブログの常連のE さんです。
初めてカッティングプロッターを使って、作ったマスクを試しています。内被せの物などは・・・売れます。それもかなり売れそうな商品です。
基本の基本、トレースアップです。
これが、この形がすべての姿勢の元なのです。
一心にトレースアップをしている、S 先生。
次回も『沈め彫り』です。
本格的なサンドブラスト移動教室、出張体験教室に最適なサンドブラスター4点セット
[移動用サンドブラスターセット]
1.卓上型集塵BOX
2.フィルターBOX
3.掃除機
4.コンプレッサー
この4点で14万円程度で揃います。(写真のコンプレッサー と掃除機は価格的に高くなります。)
この4点セットには直圧式サンドブラスターは含まれてれていませんので注意して下さい。
ワタベの技のテキスト。
このテキストとサンドブラスト彫刻の経験があれば、誰にでもワタベの技が自宅で習得できます。
彫刻ガラス・ワタベの技、沈め彫り、段彫り編。
逆レリーフ編は現在制作中です。
お問い合わせは、Glassワタベまで 。
彫刻ガラス ワタベ
箸と茶碗でご飯を食べている人なら、誰でもサンドブラスト彫刻はできます。
趣味で楽しみたい方、サンドブラスト作家希望の方まで、楽しみながらガラス彫刻が学べます。
“技、学びたければ教えます。”
被せガラス・多層被せガラス専門コースを創りました。
彫刻ガラス ワタベのあるところ
基本の技 初級 “沈め彫り”
中級“逆レリーフ”
色被せガラス “段彫り”
色被せガラスのグラスプランニング。
日本中のプロの作家が、お得意様です。
サンドブラストに関する、生地、機材(ブラスターセット)
サンドブラスト技法のテキスト。